ネットの記事を読んでいて、「うーん、これは深い。確かに。」と唸っていたら、
最後に信田さよ子先生の署名があり、思わず「さすが。大変失礼いたしました。」
とみなさまにご紹介することにしました。

子どもの成長に影響するのは「愛情」より「安心感」だった

ぜひ本文を読んでいただきたいのですが、ポイントは、子どもにとって何より大事なのは、
「親から子どもに与えるもの」(愛情)ではなく、「子どもの側が親に求めるもの」(安心感)(本文ママ)だということ。

これは本当にそのとおりで、アダルトチルドレンの方にも思い当たることがあるのではないでしょうか。

「あなたのために」に惑わされないで

ACの親は、自分はいい親だと自負している人が少なくありません。

「あなたのために」を盾に、過干渉を愛情だと言い換えて正当化し、堂々と子どもを支配します。

私は小学生の高学年頃に「あなたのために」に違和感を覚えましたが、大人になってもこのセリフの呪縛にとらわれている人は多いです。

親が言う「あなたのために」は、ほとんどの場合「私の(満足や他人からの評価)ために」です。「こんなこと言ってくれるのは親だけよ」というセリフも同じで、ほとんどが「大きなお世話」「価値観の押しつけ」です。

たしかに子どもの頃のしつけに関しては、「あなたのために」「親にしか言えない」ことが多いでしょう。でも、子どもが社会性を身につけた以降は、これらの言葉は使われなくなっていくのが健全な家庭です。

まして、大人になってもあれこれ口出しする親は、子離れできていないだけ。できるだけスルーしましょう。

一方、親に支配されてきたアダルトチルドレンは、親の顔色をうかがうことで生きのびてきたので、自分の気持ちや欲求を素直に感じたり表現したりする経験が乏しく、大人になったとき、あちこちで不具合が生じます。

たとえば、本音を言えず誤解されてしまったり、がまんしすぎて倒れてしまったり、言い過ぎて嫌われてしまったり。

つらいときは自分に「よしよし」を

本文のなかに、子どもが泣いているとき「よしよし」と言葉をかけるといいというくだりがあるのですが、私はこの部分がすごく好きで、ぜひ、アダルトチルドレンの方も、自分がつらいときは自分に「よしよし」と声をかけて慰めてあげてほしいなと思います。

アダルトチルドレンの方は、感情を感じてはいけないという刷りこみをもっていることが多いのですが、「よしよし」というのは、どんな感情も感じていいんだよという意味になるので、自己肯定感を育てるワークとしてもとてもいいと思います。

そんなふうにして、自分で自分を安心させてあげるように日々意識してみてくださいね。


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